新型コロナウイルスに関するマスク着用の本当の意味を理解してますか?

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マスク着用の本当の意味

新型コロナウィルスの感染が拡大する中で、街中でもマスクを着用している人が多くなってきました。

4月7日に発令された緊急事態宣言、当初は7都道府県のみでしたが4月16日に対象地域を全国に拡大すると発表がありました。

不要不急の外出自粛要請がなされる中でも、やはり生活に必要な食料品や生活必需品の買い物、テレワークが出来ない仕事をしている方の出勤、病院への通院といった外出する必要があるケースは多々あります。

そこで一つの感染拡大予防策としてマスクを着用するということが挙げられますが、「なぜマスクを着用するのか」の本当の理由を理解している人が少ないように感じたため、今回「新型コロナウイルスに関するマスク着用の本当の意味」を考察したいと思います。

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自らの感染を予防するために着用

まずはじめに、マスクを着用している人の多くは自らが感染しないために着用しているという意識を持っている人が多いのではないでしょうか。

もちろん自らの感染を防ぐひとつの予防策として必要な手段ではあります。

感染のリスクを少しでも下げるという意味では着用していない状態よりもまだマシだと思います。

ただし、マスクの着脱方法などの取り扱い方、洗って再利用、マスクの種類によって予防出来る確率に差があることなどを十分に理解しておかなければいけません。

他人に感染させないために着用

マスクを着用する本当の意味は自らの感染を予防するというよりも、他人に感染させるリスクを軽減するためだと考えます。

「マスクを着用しても感染を防ぐのは難しい」という専門家もいますが、だからといってマスクを着用しないという選択肢はありません。

新型コロナウイルスに関しては無症状感染者という感染していても症状が出ない人もたくさんいます。

つまり、気づかないうちに感染していて、気づかないうちに他人に感染させてしまう恐れがあるということです。

感染拡大を防ぐという観点から考えると、マスク着用は非常に大切であり、他人に感染させない為という意識を持ちましょう。

マスクをしているから大丈夫と思わないで

マスクの着用に関しては自らの感染、あるいは他人に感染させないとう観点から必要ではありますが、あくまでもリスクを軽減するという理解をしておきましょう。

マスクをしているから大丈夫ということではありません。

手洗いやうがい、消毒などの対策はもちろんのこと、不要不急の外出は出来る限り避ける、ソーシャルディスタンスを意識するなどを心がけましょう。

マスクの種類によって効果が違う

さらに、マスクの種類によっては効果がさらに低い場合もあります。

マスクの種類は大きく分けて2種類あり、「不織布マスク」と「布マスク」が一般的に流通しているマスクになります。

このうち「布マスク」については「不織布マスク」より織り目のサイズが大きいため、飛沫(ひまつ)を防ぐ効果が小さいとされています。

さらに、「布マスク」は繰り返し洗って使うということが可能とされていますが、管理が悪いと雑菌がはびこる可能性があり、かえって不衛生になる場合があります。

かといって「不織布マスク」も完璧ではありません。

ウイルスの大きさは0.1マイクロメートルと言われています。
※1 マイクロメートル(µm)は 0.001 ミリメートル

これに対してマスクの穴の大きさはそれぞれ以下のような大きさになっています。

一般的な不織布マスク 穴の大きさは5マイクロメートル以下
ウイルスの侵入を防ぐフィルターあり
布マスク 不織布マスクより穴が大きい
ウイルスの侵入を防ぐフィルターなし

つまりマスクをしていてもウイルスが侵入してくる可能性は大いにあるということですね。

ただし飛沫(くしゃみや咳、会話による唾)を防ぐということはそれなりに効果があるため、これらを理解した上でマスクを着用ましょう。

ちなみに政府が発表した1世帯あたりにマスクを2枚配布するという政策ですが、このマスクは「布マスク」です。

マスクをしたいけど手に入らない

マスクを着用した方が良いというお話ですが、現状マスク不足でなかなか手に入りにくい状況が続いています。

マスクを買うために開店前からドラグストアなどで列を作って並んでいる人を見かけますが、人と人との距離が近いと感染のリスクが出てくるということを認識しておきましょう。

マスクを買うために感染した、あるいは感染させてしまったなんてことが起これば本末転倒ですよね。

列を作って並ぶ場合は、前の人との距離をある程度保って(2mぐらいが適当とされている)並び、また、一般道の場合、通行の邪魔にならないように配慮しましょう。

これはお店側にも注意を促すようしてほしいところですね。

過度の買いだめ・買占めはやめよう

ドラグストアなどで販売している場合、購入できる数に制限を設けている場合がほとんどだと思いますが、過度の買い占めは安定的な供給という観点から非常に迷惑な行為です。

また、転売などの目的での購入はもってのほかです。

マスク不足がしばらく続いていますが、しばらくすれば供給が安定してくるのではないかと思います。

マスク不足は予想を上回る需要に供給が追い付いていないという現状で、さらに医療従事者などの新型コロナウイルスの感染者などの治療にあたる最前線で頑張っている方たちへ優先的に供給されているという状況があるためです。

マスクを自作しよう

マスクをした方が良いのはわかっているけど、マスクが手に入らないという状態でどうしたらいいの?と悩んでいても仕方ありません。

こうなればマスクを自作してみましょう。

ハンカチやバンダナなどで簡易的にマスクの代用として使用することも出来ますし、本格的にマスクを作るという手もあります。

マスクの作り方はネットで検索すればたくさん出てきますので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

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