新型コロナウィルスが全世界で感染者数が増加しており、連日マスコミは新型コロナウィルス関連のニュースや情報を発信、さらに政府も対応に追われているといった現状で、様々な情報が飛び交っている。
マスコミの報道やSNSでの情報にはウソやデマが発信され、それが拡散してしまっているという現状がある中で、現時点での情報の真偽をまとめてみました。
熱に弱く26度から27度のお湯に殺菌効果がある?
「新型コロナウィルスは26~27度の温度で死ぬ。お湯を飲めば予防できる。」という情報が広まったがこれはまったくのデマ。
感染症指定医療機関である公立陶生病院(愛知県瀬戸市)の武藤義和・感染症内科部長によると「人間の体内は38度前後だから、すでに死んでいることになる」と否定。
花こう岩から出る放射線が新型コロナウイルスを分解する?
こちらは国立研究開発法人・産業技術総合研究所地質調査総合センターが「誤情報」と断定。花こう岩から出る放射線は微量で、体内のウイルスには効果がないという。
メルカリなどのフリマアプリで一時期「免疫機能向上」や「ウイルス対策」にと花こう岩が出品されていたが、何の根拠もない情報をもとにしているので購入しないように注意しましょう。
新型インフルエンザ治療薬「アビガン」が新型コロナウイルスに有効?
アビガンという治療薬が新型コロナウイルスの治療効果が期待されているという情報ですが、中国の臨床研究で患者の症状が改善したとの報告があり、国内でも3月末から承認に向けた臨床試験が始まっているそうです。
岡山県内の全4指定医療機関が研究目的で新型コロナの患者に使用できる態勢を整え、県内の患者に投与されており、その後の症状改善が確認されているそうです。
政府も「正式承認に向け治験プロセスを開始する」と表明している。
ただし、このアビガンは動物実験で胎児に奇形が出る恐れが指摘されていて、妊婦や妊娠の可能性がある女性には使用できないとのこと。
現状は確実に有効であるという確証はありませんが、ひとつの可能性として期待できるという段階であります。
新型コロナウイルスによる感染症に対してBCGワクチンが有効?
BCGといえばハンコ注射とも呼ばれていて子供の頃に予防接種で打ったことがある人も多いのではないでしょうか。
そのBCGワクチンが新型コロナウイルスの予防効果がるのではないかと言われています。
なぜこのようなことが言われているかというと、世界でBCGワクチンの接種を実施している国が、接種を実施していない国に比べて新型コロナウイルスの感染者数が少ないというデータに基づいているそうです。
こちらも、まだまだ確証がない情報で、研究を急いでいるという段階です。