【日本３大秘境】徳島県祖屋の山を走る世界一のモノレールとは？

皆さん、「日本3大秘境」って知ってますか？

「え？日本に秘境なんてまだあったの？」

という声が聞こえてきそうですが、まぁ、秘境という言葉の定義は置いておいて、今回はこの日本３大秘境と呼ばれている中の徳島県の祖谷について紹介したいと思います。

日本３大秘境　徳島県の祖谷とは

なぜ３大秘境の中で祖谷を取り上げたのかと言うと、ここの山の中を走っているモノレールが世界一だというのです。

秘境の山奥に世界一のモノレール？

興味が湧いてきませんか？

というわけで、まずは祖谷というのがどういう場所なのかを紹介します。

屋島の戦いで敗れた平家の落人伝説が残され場所

徳島県三好市に約20kmに渡って続く祖谷渓谷があり、その山奥に屋島の戦いで敗れた平家の落人伝説が残された場所がある。

平家の再興を願う人々が住み着いて今の時代へ至っていると言われているそんな場所が祖谷（いや）という地です。

日本３大づくしの祖谷（いや）

秘境と言われていますが、実は四国では珍しい源泉掛け流しの温泉があり、祖谷温泉として日本三大秘湯にも数えられています。

また、「祖谷のかずら橋」も有名で、シラクチカズラという植物で作られた吊り橋で長さ45m・幅2m・水面上14m。国指定重要有形民俗文化財だそうですが、歩くたびにギシギシ揺れスリス満点です！で、このかずら橋も日本三奇橋に数えられているんです。

日本人は３大○○がお好きなようで。

しかし、同じ地に日本３大○○がこんなにも集まっている場所も珍しいのではないでしょうか。

世界一のモノレール

さて、いよいよ祖谷にある世界一のモノレールを紹介します。

これが秘境の山奥にある世界一のモノレールです！

えっ？！

カブトムシ？

はい、この一昔前の遊園地にあるような乗り物のようなものが世界一のモノレールなんです。

何が世界一なのかっていうと全長4600ｍ、高低差590m、最大傾斜度40度、最頂標高1380m、これらすべて世界一なんだそうです。

最大傾斜度40度って結構すごくないですか？

で、このモノレール２人乗りなんですが、乗車時間は約65分。

ただただ65分間、山の中をゆっくりと進むだけで、特にこれといったみどころがあるわけはないんです。

説明のアナウンスも無ければアトラクションもない。

前後の車両間にはたっぷりとした距離があり視界には入らない。

すれ違いの車両も3、4回、ただただ静かな山の中をゆっくりと進む65分間。

しかも一度乗ると約65分間降りることが出来ません！

乗る前は必ずトイレに行っておきましょう。

そして気まずい雰囲気のカップルやご夫婦は乗らない方がいいかもです。。。

ちなみにこのモノレールは

「自然環境に配慮した電動式を採用しております。」

とホームページに記載してありました。

何だそれ・・・。

またホームページにはこんな注意書きが

「モノレールの制御システムの関係上1日に運行できる便数が限られております。営業時間内であっても当日の運行予定数のチケットが完販致しましたら以後の受付ができません。」

ですって。

こんなモノレールですが、混雑する日もあるようで、問いあわせたら現在の待ち時間などを教えてくれるそうです。休日には2時間待ちとかあるそうです。

最寄りの駅や高速道路ICからも2時間近くかかる場所なので、現地に行ってから乗れなかったというのは結構きついです。

予約は出来ないみたいなので、必ず事前に確認しておいた方がよさそうですね。

運行は4月～11月のみだそうですが、11月となると結構肌寒いので防寒対策はとっておいた方がよさそうですね。

一度乗ったら65分間降りれませんから。

その他の祖谷の名所・スポット

琵琶の滝

琵琶の滝は、平家の一族が琵琶を奏で慰め合ったと言われる場所で落差50ｍ。記念撮影スポットとしても人気。

小便小僧

祖谷渓のシンボル「小便小僧」。

なぜか突き出た崖の上にある小便小僧。こんなとこから小便をしてはいけませんよ！かつて子どもや旅人が度胸試しをしたという逸話があるそうんなですが、もちろん今は柵がしてあるので、柵の中には入らないようにしましょう！

鉾杉（ほこすぎ）

鉾神社境内にある、徳島最大の杉で樹齢約800年。

平和を祈念して植えられたと伝えられています。。徳島県の天然記念物に指定されていて、地元では「国盛杉」とも呼ばれています。なんかパワーを与えてくれそうな立派な木ですね！

基本情報・アクセス

奥祖谷観光周遊モノレール